介護施設での導入例

例えば、スタッフの方々の日頃の悩み相談には、匿名で施設責任者とチャットができる「サポート相談室」ですね。

大きな企業はそのために保健室を設けているのですが、相談したことが社内で噂になるのが怖い、などの理由で利用率が低いそう。

それを解決するために、cocotama専属カウンセラーさんと匿名でチャットできる「ここたまサポートひろば」を作ったのですが、それをcocotama専属ではなく、アプリを契約した会社内の責任者とチャットできるようにしたのが「サポート相談室」です。

匿名なので利用率が高いのは「サポートひろば」で実証済みですし、会社内の人材だけで運営できるので、その分運営コストがリーズナブルなところがポイントです。

学校の保護者の連絡網にチャットが使われることもあるようですから、入所者の家族の方との連絡にも、施設と家族の両者にメリットがあるようならば、使うことを考慮していいかもしれません。

「サポート相談室」は1対1の対話に特化されているので、家族間のプライベートは守られるのですが、利用者登録は匿名になってしまいます。

このような場合は、同じ1対1の対話に特化されていて、利用者登録は匿名ではない「安心対話室」がピッタリだと思います。

「安心対話室」では施設責任者が直接ユーザー登録でき、登録情報はニックネームだけでもOK。

要は介護施設スタッフの頭の中で「このニックネームはあのお客様」というように結びついていればいいのです。

万が一、部外者に管理画面を盗み見されたとしても、ニックネームだけから個人情報を特定されることはありません。

最後に、介護施設経営者の方がおっしゃるには、スタッフ間の情報共有も課題とのこと。

その方は、サークルでのチャットのように一般用途に使える「楽々談話室」に興味を持たれたようです。

こちらのアプリも施設責任者が自らユーザー登録を行います。

一般的なチャットアプリのように、利用者がユーザー登録することも、友達申請などでチャット仲間を増やして行くこともできません。

あくまで施設責任者の目の届く範囲の閉じた空間でチャットをするので、その点に限っていえば、入居者の大事な情報の交換も不安が減るのではないでしょうか。